スマイルズは19世紀の英国の思想家です。
大英帝国が大英帝国でありえたのは、このスマイルズの自助論に代表される自助の精神jがあったからだと思います。自分の環境を変えるのは自分しかない。他人を批判する時間よりも、自己を充実させるほうが結局は素晴らしい結果をもたらすというのがこの本の主題であるようにおもいます。
なぜ日本の古典ではなく、この本を選んだのでしょう。明治4年この本は日本で大ブームとなり、100万部以上売れたのです。伝統的な精神をもちつつも、貪欲に西洋の素晴らしい文化を取り入れる当時の人々にとっては大英帝国の発展を自国の発展につなげることを夢見てこの本を読んだに違いありません。
日本の明治の時代精神を代表する本なのだと思ったからです。
ひらめきは、日頃の努力の結果が積み重なってでてくるように思います。その分野の知識や思考方法が煮詰まりこれ以上は他の方法しかないと感じた時に「ひらめく」のだと思います。これは日頃の作業に埋没するいいわけではありません。日頃の作業をおろそかにせず、日頃の作業を常に新しい観点からみることで「ひらめく」のでしょう。