経済金融研究所

日本の伝統精神を経済経営に生かす

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1‐9‐1 EA385

営業時間
9時~17時
定休日 
土曜日、日曜日、祝日

誠意

誠意もあまり経済学や経営学で取り上げられない項目だと思いますが、実際に経済や経営に携わる人にとって重要な要素だと思います。私も人のことを言えた義理ではありませんが、できるだけ人には誠実に接しようと心がけてはいます。私の文章を読んでいただいた人には、投下資本の10倍以上の利得が得られるように、また、読んだ後に、この世の中がより良くなるような方向で働ける元気をお分かちするように心がけています。

 もとより社会生活は不確実の連続ですし、全てが完璧に行くことはないと思います。しかし、できうるかぎり誠実を心がけようというのは大切なことです。

 大企業で働かれた方から、日本企業への信頼というのはかなり高いものがあるというお話をお聞きします。私もインドネシアに駐在して、日系企業が現地人にとって就職したい企業であり、また、多くのインドネシア人から他の国の企業に比べ満足度が高い旨のを発言を受けとっています。(日本のマスコミではあまり取り上げられていないのですが。)

 やはりそれは日本の企業が伝統的に誠実に仕事をしてきたからでしょう。

もちろん世界の企業の中には不実なところも多くあり、そのようなところには十分な注意を払うとともに、さりながら、自分の誠実さを傷つけることのないように努力することが大切です。

お客様に満足していただくことで、企業人は収益を上げることができます。

 実際の場合、私は、お話をさせていただく企業の経営者の方よりも、その企業の情報を知ることはできません。多くの金融機関を始めとした企業の情報を得た経験から、それをお客様に当てはめることによって、その会社がさらによくなることを提言させていただくだけです。しかし、多くの場合、企業は、自分の資産を十分には活用できていません。それはその経営者の能力の問題ではなく、経営者の視点の問題です。

 戦国の大名が、戦術などあまり分からないはずの、名僧に意見を求めたのは多くここにあります。世の中の真実というものを見失わないためです。ともすれば人間は過去の延長線上で判断しようとします。そして多くは成功します。世の中の変化というものは実は急には影響を及ぼさないことが多いからです。しかし、変化というものは、潜在的にはマグマのようにたまっていき、いったん顕在化すれば大きな流れになります。安岡先生がよくおっしゃるシンギュラーポイント(沸騰点)とはこういうものなのでしょう。

しかし、そこに至る前に十分な準備を行うか、あるいはその方向性を見据えていた場合には右往左往することは少ないと思います。むしろそのような場合は問題点をずっと研究してきた者のチャンスが到来すると考えても良いでしょう。

誠意というのは、人に対する場合が多いと思いますが、真実に対して謙虚になるということが必要であると思います。何が真実であるかを常に考え続け、それを自分の持ち場で生かしていく姿勢というのが必要でしょう。

良く売れる商品は基本的に良い商品ですし、やはりそれを見出すのはお客様に対する誠実な関心があるからこそだと思います。それはネーミングが面白いからというものであってもいいわけです。お客様の全体の欲求に答えることが産業人の務めだからです。誠実さ貫くということはというのは常に難しい顔をしている必要はありません。(当然ヘレヘラしている必要もありません。)

しかし、単に流行りにのる商品と、本物の商品はやはり違います。

ネーミングでお客様の関心を引くことはできますが、それがすばらしいものでなければ次にお客様は買っていただけないでしょう。

商売にテクニックは必要でしょう。しかし、それは誠実さに裏付けられたテクニックでなければなりません。もっとも、自分の売る商品が本当にお客様に役立つ商品であり、お客様にこれを購入していただくのが真にお客様の役に立つと確信できた場合、テクニックというものが必要でなくなるぐらいに使命感をもってお客様に商品をお勧めできる気がいたします。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
03-5282-7943

受付時間:9時~17時
定休日:土曜日、日曜日、祝日

混迷する日本経済経営を再度輝かせるには、過去に困難を乗り切った日本の思想に立ち戻ることが必要です。新しい問題も我々の源流から考えると本質が見えてきます。

お気軽に
お問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

03-5282-7943

<受付時間>
9時~17時
※土曜日、日曜日、祝日は除く

経済金融研究所

住所

〒100-0005
東京都千代田区丸の内
1‐9‐1 EA385

営業時間

9時~17時

定休日

土曜日、日曜日、祝日

メールマガジン
登録フォーム

メールアドレス(必須)

(例:xxxxx@xyz.jp)
半角でお願いします。
メールアドレス(確認用再入力)(必須)

(例:xxxxx@xyz.jp)
半角でお願いします。