経済金融研究所

日本の伝統精神を経済経営に生かす

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1‐9‐1 EA385

営業時間
9時~17時
定休日 
土曜日、日曜日、祝日

努力

「努力で人は幸せになれるでしょうか。」ある書物を巡って議論がされていました。詳細は承知しませんが、疑問に感じることは多いでしょう。

人間、努力「だけ」では幸せになれないかもしれません。努力というのが、何かを力を込めて行うのであれば一定の成果を得られるでしょう。しかし多くのことは他の人々との協力によって成り立ちます。ただ、その努力が真剣であり多くの人々に役立つものであればその努力が無駄に終わることはないでしょう。努力自体が感動を呼び、多くの力をひきつれてくるのです。

よって、努力なしでは幸せをつかめないのではないでしょうか。ここにいう努力とは苦行という意味ではありません。仕事がうまくいっている時には効果が不思議とあがるものです。

これは無駄な力が入らず、人間本来の力(あるいは宇宙の力―人によっては神仏の力)がかなりの部分出てきているから
です。
チクセントミハイという心理学者の言葉を借りればフローという状況です。そこには活動に本質的な価値があり、状況や活動を自分で制御しているという意識があるといわれます。
私がここに書く文書というのも、「いかにわかりやすく書こうか。」という努力はしていますが、「真実のことをできるだけ書いて、読む人が幸せになり、日本がよりよい国になってもらおう。」と思って書いているのでその点楽しんで書いているのは事実です。
もとより世の中真実というのは多くの形で表現されており、神道・仏教・儒教でも多くは同じことを言っていることがあります。それぞれ富士山のさまざまな登り口から同じ頂上に登っているのか、あるいは高層ビルの東館と西館のそれぞれ屋上から眺めているのかはしれませんが、それぞれから見えるものは驚くほど似通っています。
それはあなたのお仕事でも同じだと思います。努力が苦しく思えるのはその活動に本質的な価値を見いだせていないからかもしれません。しかし、多くの仕事というのは全体としてみれば本当に価値のあるものです。「会社の歯車」と働くことを揶揄する人もありますが、歯車は一つでもかければ精密機械は動きません。そしてその精妙さに気付いたときに自分の価値の尊さを実感できます。また、自発的にする部分が高ければ高いほど仕事は楽しくなります。
坂本光司教授は「なぜこの会社はモチベーションが高いのか」というご著作で、人を大切にする会社のモチベーションが高く、業績も高いことを検証されています。
人を大切にするということは、企業の経営では、それぞれの人々の本質的価値に目覚めされるような環境作りだと思います。われわれ日本人は世のため人のためになることに情熱を燃やすことができる民族なのだと思います。常に自分とともに働いてくれる人々に感謝するとともに、何らかのミスを犯した場合も自分の 我欲や満足のために「怒る」のではなく、その部下の成長のためにはどのように指導すべきかを考えて「叱る」ことが必要です。
まず、お客様のためになり、喜ばれるようなことを会社で共有できる会社というのは今後も伸びていくのではないでしょうか。私の講演を聞いていただいたある会社の社長様のお店の評判がブログで出ていましたが、お店に入ると店員の方が、お客様が気にならない程度に先回りをしてお客様の必要なものを見つけてくると書かれていました。超能力の持ち主なのかもしれませんが、お客様の普段の嗜好、その時の気候、時間、お客様のご様子などを観察しつくすと(それも売ろうという気よりも、どうしたらお客様に満足してもらえるかという観点からだと思います。)そのようなことができるのではないでしょうか。
努力が宇宙の流れと合致したときに成功というのが約束されるのだと思います。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
03-5282-7943

受付時間:9時~17時
定休日:土曜日、日曜日、祝日

混迷する日本経済経営を再度輝かせるには、過去に困難を乗り切った日本の思想に立ち戻ることが必要です。新しい問題も我々の源流から考えると本質が見えてきます。

お気軽に
お問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

03-5282-7943

<受付時間>
9時~17時
※土曜日、日曜日、祝日は除く

経済金融研究所

住所

〒100-0005
東京都千代田区丸の内
1‐9‐1 EA385

営業時間

9時~17時

定休日

土曜日、日曜日、祝日

メールマガジン
登録フォーム

メールアドレス(必須)

(例:xxxxx@xyz.jp)
半角でお願いします。
メールアドレス(確認用再入力)(必須)

(例:xxxxx@xyz.jp)
半角でお願いします。